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こどもの日の初節句について

      2016/12/26

初節句とは子供が生まれて一番最初の節句のことで、
女の子は3月3日のひな祭りですが、
男の子は5月5日のこどもの日が該当します。


 
3月や4月などこどもの日に近い時期に生まれた子供は、
お宮参りやお食い始めを行っていません。

 
これらは神様に子供の誕生を報告する行事なので、
それを行わないまま初節句の
お祝いだけをするのは適切ではありません。

 
よって生後まもない赤ちゃんは
来年のこどもの日に初節句を行います。


 

 
生後3ヶ月未満は感染症のリスクも高いので、
お宮参りで無理をして人混みに連れて行くのは避けます。


こどもの日には部屋に鎧兜の五月人形を飾ります。
鯉のぼりは飾るスペースがなければ兜だけで十分です。

 
夫が小さい頃に飾っていた
兜がある場合はそれを譲り受けます。

中には祖父母が新しい兜を
買ってあげたいと申し出ることもあります。
兜は安価ではないので、
家計を苦しめないためにも親切は快く受けると良いです。


 
基本的に兜を買ってあげるのは母方の祖父母です。

昔は娘は嫁に行くと、
孫の顔が見たくても簡単に訪ねることができませんでした。

そこで兜を贈るという口実に、
娘や孫が健康に暮らしている様子を伺ったと言われています。


 
祖父母は孫に立派に育って欲しいと願い、
お金が高くて大きな兜を選びがちです。
しかし大きすぎて家に飾れないケースもあるので、
事前にサイズの希望を伝えておくのが良いです。


 
また「尚武」や「勝負」と
読みが同じである菖蒲の花も必要です。


菖蒲の花には負けずに
たくましく生きるという願いが込められています。

道具が揃ったら親戚を集めて皆でお祝いをします。
こどもの日には柏餅やちまきを用意します。


 
餅をくるんでいる柏は、
新芽が出るまで古い葉っぱが落ちないのが特徴です。

このことから柏餅は子供が生まれるまで親は死なないため、
子孫は繁栄して家系が途絶えないとされます。

ちまきは中国の考えに由来しており、
邪鬼を払うので災いを防ぎます。


 

 
こどもの日の定番はこの2つですが、
他にもめでたいにちなんだ鯛やまっすぐ育つ筍、
成長するごとに名前の変わる出世魚のぶりなどを
使った料理も行事を意識しています。

サラダやちらし寿司、
ケーキなどたくさんの料理でもてなします。

 
初節句のお祝いをされたら、内祝いを送ります。
相場はもらった金額の2分の1~3分の1ほどです。


 
お金を渡すのは祖父母がほとんどなので、
孫の写真を収めたアルバムなど、
孫をメインとしたプレゼントを
オーダーメイドで作ると喜ばれます。

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