入学祝いのお返しとして適している時期について。
2016/12/26
入学祝いとは、子供が学校に入学したことを
祝うために贈る現金や贈り物のことをいい、
「入学祝い」のほかに「進学祝い」や
「入園祝い」などがあります。
お祝を贈る時期として最適なのは、
入園式や入学式の2週間前後となりますが、
身内だけでお祝いするのが普通ですので、
とくに親しい間柄でない限りは、
友人やご近所の人が贈る必要はありません。
「入学祝い」へのお返しとして、
「入学内祝い」がありますが、
そもそも、「入学祝い」には、入学などで物入りの時期に、
お子様が安心して学業に励むことができるように援助する、
という意味合いが込められていますので、
「あくまで、お子さまへのお祝いなので、お返しなどは必要ない」として、
お礼状やご挨拶のみで済ませる地域もあるようですが、
その一方で、「内祝い」とは、本来「お返し」という意味ではなく、
「祝いごとの喜びを共に分かち合う」ための贈り物であるため、
祝ってくださった方へのお返しを兼ねて、
入学内祝いを贈るのが一般的だとする地域もあります。
地域はもちろん、その家々に伝わる慣習もありますので、
ご家族やご近所のママなどに地域の慣習について伺うと良いでしょう。
いずれにしても、子供の門出を祝って下さった方からの
大切な「入学祝い」であることには、違いありません。
両親としては、贈って下さったお相手との関係に応じて、
心を尽くしてお礼の言葉、または形にしたいものです。
通常、親戚や知人などへ贈る場合には、
いただいたお祝いの3/1~半分程度の予算で贈るのが、一般的です。
一般的には、お菓子などの食品や、
洗剤や石鹸、タオルなどの消耗品が喜ばれます。
最近では、贈る金額に応じたギフトブックを
ギフト代行会社から送っていただき、
先様に自由に選んでいただくというスタイルが、
多くなっているようです。
祖父母に一番喜ばれるのは、
やはり、入学式の写真やお子様ご本人からの
お礼の言葉ではないでしょうか。
単に物を贈るだけではなく、
ともに子供の成長を喜びを分かち合える言葉や
気持ちも添えるようにしましょう。
しかし、いずれの場合も、
せっかくお祝いを贈って下さった相手が、
逆に気遣いをしてしまうような高額で豪華な品は、
マナー違反となります。
あくまで、お礼が伝わるような品物を選ぶようにましょう。
「入学内祝い」は、
入学式を終えてひと段落した後に贈るのが一般的ですが、
2週間前後を目安に遅くとも1ケ月以内には、
直接お礼の言葉を伝えるために訪問するのが良いでしょう。
遠方であるなどの理由から、
直接、訪問することができない場合にも、
電話でまずお礼を伝え、
お礼状や入学式の写真を同封して郵送をしましょう。
お返しの品に熨斗をつける場合には、「内熨斗」にし、
何度でも結び直せる「蝶結び」の水引がついたものを使います。
表書きには、「入学内祝」または「内祝」と書いて、
下にはお子様の名前を書き入れるのが一般的です。
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