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梅雨の時期は食中毒に注意した方がいい理由。

      2016/12/26

食中毒は激しい下痢や嘔吐を起こし、
胃痛や腹痛、発熱などを伴います。


食中毒にはカンピロバクターや黄色ブドウ球菌、
サルモネラなどの菌が食品に混入した場合に起こる細菌性と、

ノロウイルスのようにウイルスがついている食品を飲食したり、
人がさわったものを再び触ったりすることで起こるウイルス性、
フグや毒キノコなどの毒が原因で起こる自然毒があります。

 
この中で梅雨時期に起こりやすいのが細菌性食中毒です。

細菌は梅雨のように水分が空気中に
多い時期や適度に気温が高い場合、
活動が活発になります。


 
また、食品が汚れていたり、
調理器具が不衛生だったりした場合は、
それを栄養にしてさらに増殖していきます。

食中毒の10パーセントは
家庭で起こることが多いというのも特徴です。


 
細菌性で多いのはカンピロバクターとブドウ球菌、
ウェルシュ菌となっています。

カンピロバクターは刺身状態の鶏肉や加熱不足の鶏肉、
生の牛レバーに多く潜伏期間は2日から5日と若干長めとなっています。

 
この菌は空気にさらされると死んでしまいますが
10度以下の環境では生き続けることができます。

 
ブドウ球菌はおにぎりやお弁当類、
調理パンに多く、熱や乾燥に強い特徴があります。


酸性やアルカリ性などのところでも
どんどん増殖していくことができ、嘔吐を引き起こします。

軽い場合は24時間で軽減していきます。


 
ウェルシュ菌は肉や魚を利用した
たんぱく食品に多く空気のないところを好みます。

大量に食品を扱う場所で起きやすいのも特徴です。

梅雨時期は思っている以上に気温があがり、
食品も早くいたんでしまいます。

梅雨時期になったら買い物の仕方に気を配るようにしましょう。

 
冷凍しておけば大丈夫と思うこともありますが、
カンピロバクターの様に寒い環境が大好きな菌もいます。

冷凍保存は細菌の増殖を止めるだけで
菌を死滅させたのではないので取り扱いには十分気を付けます。


 
梅雨時期の食中毒はお弁当にも注意が必要です。

汁気のあるもの、
かまぼこのような練り物製品は大変痛みやすいです。

また、キャラ弁当を作る際にも手についた
細菌が食品につき増殖してしまうこともあります。

食品を取り扱う際は指の間と間もきちんと洗う、
週に何回かはまな板を消毒する、
魚や肉を扱ったまな板は洗ったあと
必ず熱湯消毒をするということが大切になってきます。

 
また、免疫力が低下してしまうと
さらに症状が悪化することもあるので、
睡眠を十分にとり体を休めることも大切です。

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 - 健康, 天気

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