梅雨の時期でも熱中症になる?
2016/12/26
熱中症は暑い時期に起こる印象がありますが、
実はそうではありません。
熱中症には大きく分けて、
血管が広がることにより血圧が低下し
脳に十分に血液がいかなくなり起こる熱失神、
汗が大量に出て塩分を補給せず水分のみ取った場合に起こる熱けいれん、
脱水症状のようになる熱疲労、
体温が上がったために体の中枢機関が麻痺し
意識障害やショック状態に陥る熱射病の4つがあります。
熱中症はいくつかの症状が合わさって起こることが多く、
熱けいれんの場合は筋肉痛や手足がつる、
筋肉がけいれんするといった症状が出て、
熱疲労は全身の倦怠感、頭痛、吐き気などが起こります。
最も進んだ熱射病では体温が高くなり、
呼びかけにも応じなくなり、
生命を存続するのが難しくなる場合もあります。
軽度の場合は軽いめまいや汗がとまらない
といった事が起こるため自覚症状がない場合が多いです。
熱中症は体温がうまく調節できないことから起こるので、
真夏だけでなく梅雨時も気を付ける必要があります。
特に真夏の場合は気温が上がる日中だけでなく、
夜も注意が必要で、室温が上がらないように工夫をすることが大切です。
一方梅雨時の場合は体が暑さに慣れてないことから起こります。
6月の後半から7月にかけては気温差が激しく、
むしむしとした暑さがやってきます。
体はまだ暑さに慣れていないため汗をかくことがスムーズにいかず、
体温を調節することができなくなります。
梅雨時期はさほど気温が上がらなくても
熱中症は起こりやすくなっているので外に長時間いない、
外に行くときは帽子をかぶるといったことを行うようにします。
梅雨時期にならないためには水分補給を十分にすることが大切です。
水分補給となると水を飲み過ぎてしまいますが、
水分を多くとると消化不良を起こしたりかえって
具合悪くなったりすることがあります。
ゆっくりと口の中で転がすように飲むのが大事です。
なお塩分補給も大切ですので、
梅干しやスポーツドリンクをうまく活用するようにします。
なお、気温だけでなく湿度も高い日や風が弱い日、
日差しが強く照り返しが強い日、熱いものがそばにある、
急に暑くなるといった日や場所はなる危険性があります。
特に小さな子供をベビーカーに乗せた場合、
ベビーカーの位置は道路に近いところにあるので、
日差しがなくても照り返しを受けることがあります。
暑い日中は出かけず、出かける場合も
日陰を通りいつも以上に水分補給をするようにします。
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