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インフルエンザに感染した!子供の症状とその対策

      2017/01/08

毎年冬になると流行するインフルエンザ。

最近は春になっても流行が続くこともあり、油断できません。
感染したときのつらさは大人でも苦しいものがあります。

小さな子供は大人よりも症状がひどくなり、
合併症になる心配もあるため、
感染してしまったらできるだけ
軽くすむように対策を考えたいものです。


 
インフルエンザには特効薬といわれる抗インフルエンザ薬があり、
処方してもらえれば軽くすみ、あの苦しみから早く解放されます。

しかし、特効薬は感染後48時間以内でなければ効果がなく、
タイミングが重要です。


子供たちの感染を早い段階で見極めなければいけないのです。

 
インフルエンザに感染すると一般的には38度以上の高熱や、
関節の痛み、悪寒などの症状が出て、大人なら気がつくことも多いはずです。

しかし、小さな子供は異変を表現することが難しいのです。

初期ではかえって元気にふるまう子供もいるほどです。

周囲の大人が子供の様子を日頃から注意して、
顔色が悪い、機嫌が悪い、元気や食欲がない、
下痢や吐き気がある、などのいつもと違った様子を
早めに把握できるとよいですね。


 
インフルエンザかも?
という疑いをもったら目を離さず、
遅くとも48時間以内に受診することが必要です。

 
感染すると幼児は早い段階で急に症状が重くなったり、
けいれんや意識障害などが起こるインフルエンザ脳症を起こすこともあるのです。

また、中耳炎や気管支炎などの合併症も大人よりも多くあります。
できるだけ早めの受診で思わぬ悪化を防ぎたいものです。

 
家族への感染を防ぐことも大切です。

まず、看病する人を決めて、
他の人とは熱が下がってから2日経つまでは部屋を分けましょう。

マスクをする、うがいや手洗いを徹底するなども効果的です。
熱が高くなってしまったらぬれタオルをリンパの集まる首のした、
わきの下、そけい部などに当てて冷やすと効果があります。

体がウイルスと闘う力を弱めないように、冷やし過ぎには注意が必要です。


 
また、脱水にも注意が必要です。

幼児は大人よりも脱水症状になりやすいのです。
特に下痢や吐き気などの胃腸症状があるときは、
スポーツドリンクなどをうすめて、
一さじずつ与えるなどして、水分を早めに補給する必要があります。

 
また、小児にみられる異常行動にも注意が必要です。

立ち上がって部屋を出ようとしたり、興奮したり、
わけのわからない言動をしたりという様子が見られることがあります。

抗インフルエンザ薬タミフルによる副作用が疑われたこともありました。

周囲の大人は目を離さずに危険な行動から守ってあげましょう。

 
熱が下がって2日が過ぎ、発症から5日が過ぎれば、
幼稚園や学校へ行ってよいという許可を病院でもらうことができます。


ただし、病み上がりの体は万全ではないので、
急に活発に行動しないように見守りましょう。


 
一日も早く、元気気な日常を取り戻したいですね。

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 - インフルエンザ

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